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香川 元太郎(かがわ げんたろう)

香川元太郎(かがわげんたろう) 1959年・・・愛媛県松山市生まれ
少年時代・・・マンガや物語に親しんだ少年時代、
父がかまぼこ板を切って作ってくれた積み木で、立体迷路を作るのに凝っていた。
自作のマンガも描いていた。
中学時代・・・城マニアになる!
城が持つ迷路のような構造や敵を欺く罠などに惹かれていた。
高校時代・・・弓道部に入る。
弓や城等、日本文化への興味から、日本画の存在を知り、日本画家を目指して美大受験にいどむ!!
1980年代・・・松山東高校卒業
2浪して武蔵野美術大学日本画学科入学
3年生の時、日本画公募団体「創画展」入選(以後6回入選  春の創画展にも7回入選している。)

創画展2回目入選作品 「煙をはく工場」

1984年・・・武蔵野美術大学大学院日本画学科入学
1986年・・・卒業後結婚、(株)東宝舞台の契約社員になる。
おもに東京宝塚劇場に勤務して、舞台背景や大道具に絵を描いていた。
約3年勤めた後、フリーのイラストレーターに。

東宝舞台時代

きっかけは友人の紹介で入った城のイラストの仕事。
かつて城マニアだった事が幸いして、それなりに・・巧く描け、城の専門家、西ケ谷恭弘氏の目に留まりました。
西ケ谷氏の著書や、「歴史群像」誌のイラストの仕事が入るようになり、思い切って東宝舞台を退職。歴史考証イラストレーターとして独立しました。

世界文化社「日本の城」

実質的に、元太郎の初めての著書と言える本です。
城選びから始まって、全てのイラストとキャプション、それに、本文も4分の3を元太郎が担当しています。
今では考えられないほどのペースでイラストを描き、文章を書きまくりました。
長らく絶版になっていましたが、 2009年にリニューアル再販となっています。

1990年代

東京堂出版「分解図鑑 日本の建造物」

イラストの仕事ではこだわっていたのは、「いかにおもしろく、わかりやすく見せるか」その方法のひとつが「断面イラスト」でした。
断面イラストの見せ方に苦心して作った本。
元太郎初の単独著書です。(絶版)

切手や絵入りハガキの仕事をするようになったのは、1995年のかもめーる東京版の原画を描いてからです。

これ以後、東京郵政局 (現 郵便事業(株)東京支社)が制作する絵入りハガキやふるさと切手のコンペに声をかけていただけるようになり、2005年頃まで参加していました。
切手では計20枚の原画が採用されています。

伊予水軍物語

2000年に広島県と愛媛県を結ぶ「しまなみ海道」が開通しましたが、そのルートは、かつて瀬戸内の水軍(海賊)が根拠地とした島々です。
地元でその歴史をクローズアップしたイベントが計画され、元太郎は2年がかりで、水軍の歴史イラスト50枚あまりを制作しました。
イベント後、原画は今治市村上水軍博物館に収められています。

2000年代

2000年頃から、図書館用のビジュアル歴史解説本のイラストをよく描くようになりました。
その仕事は、朝日新聞出版の分冊百科シリーズや、その後の歴史教科書イラストにもつながっています。

1999年から2004年まで、学研「歴史群像」誌に
「築城学入門」を連載、図解と文章で城造りの方法を解説しました。
また2000年からは、同誌の巻頭連載「戦国の堅城」
復元イラストを 担当するようになりました。
連載は 「戦国の城」と名を変え現在も続いています。

2002年から、2004年の間に、24冊発行された
「名城を歩く」(PHP研究所) では、全冊、折込付録に城の鳥瞰復元イラストを描きました。
その大半は、「鳥瞰図でみる日本の城」(2006年 PHP研究所)収録されています。

2005年

2005年 PHP研究所「時の迷路」の発売

「名城を歩く」の仕事が終わると、 ついに仕事が途切れそうに…。
そのタイミングで、ずっとアイディアを温めていた迷路のサンプルを作り、 PHPさんに売り込みました。
それが実って出来た迷路絵本第1作です。

迷路絵本シリーズ化

この頃から、迷路絵本はブームになり、他社さんも参入するジャンルとなりました。

2009年 

香川元太郎GALLERY立ち上げ

2009年7月 小学館「かずの冒険-野山編」発売

迷路絵本が人気になって、
元太郎も他社さんから迷路イラストの依頼をいただくようになり、小学館の図鑑シリーズにも何点か迷路を描きました。
そのアイディアをもとにした絵本です。

2010年

元太郎の日本画が池袋の丸の内線構内に!!
丸ノ内線と副都心線の連絡通路に飾っていただいてます。
名前のプレートは、以前日本画教室の生徒さん方がプレゼントしてくださったもの。
元太郎がイラストレーターに転身するちょっと前の30歳頃(1990年前後)に描いたもので日本画の大作として最後の作品です。
(約1.8m×約3m) 長く有楽町線の通路にあったのですが、駅の改修に伴って、素晴らしい状態で飾りなおしていただきました。

2010年4月 PHP研究所「昆虫の迷路」発売

迷路シリーズでも最も手間のかかった本の一つ。
昆虫を正確に描くのに大変苦労しました。

2010年12月 小学館「かずの冒険-海編」発売

かずの冒険もシリーズ化、きわめて忙しくなりました。

2011年

2011年11月 PHP研究所「宇宙の迷路」発売

宇宙という迷路にしにくいテーマを迷路にできたことで、 達成感があったそうです 。

2012年

2012年 学研「戦国の城の全史」

連載「戦国の城」をまとめたものです。

2012年3月 小学館「かずの冒険-空編」発売

このシリーズで、苦手だったキャラクター表現が多少手慣れてきました。

2012年11月 PHP研究所「物語の迷路」発売

テーマは元太郎が少年時代に親しんだ名作物語。読み込んだ成果がちりばめられています。

学研「城(歴群図解マスター)」発売

日本の城を その起源、発達、縄張や構造物、城攻めにいたるまで、カラーイラスト250点以上を使って解説。文章も全部元太郎が書いています。
紙の本は絶版になりましたが、2018年に『オールカラー徹底図解 日本の城』としてリメイクされています。 電子版は現在も発売中。

2013年

2013年7月 PHP研究所「乗り物の迷路」発売 10冊め

迷路シリーズの記念すべき10冊め。
ラストには読者からアイディアを募集した夢の乗り物も登場。

2014年

2014年3月 小学館「かずの冒険-地底編」発売

この本で、岩石や鉱物にちょっと詳しくなりました。
しかし、あまりの忙しさに迷路シリーズとの両立が難しくなり、
このシリーズは一段落とさせていただきました。 

香川志織

2014年 女子美日本画学科卒業。
アシスタントとして動物の迷路制作に参加。
迷路絵本のページ冒頭のアイコン制作も担当する。

今後、しおりもイラストレーターとして、元太郎と共に活動することになる。

2014年9月 「動物の迷路」発売

初めてしおりがアシスタントとして制作に参加。以前から来てくれていたバイトのM君と3人体制で作りました。

2015年

2015年9月 PHP研究所「水の国の迷路」発売 

初めての折り込みパノラマ迷路付き

水中の生き物は、しおりも好きなテーマで、
この本で生き物の描写が上手くなった(元)そうです。

2016年

2016年7月 PHP研究所「お化けの迷路」発売

迷路の自由度が高かったので、絵としての迫力を追求できた一作。

2017年

2017年8月 PHP研究所「おもちゃの迷路」発売 

しおりのアイディア採用により、文章とアイコン制作を しおりが担当。
元太郎との共著となりました。

PHP研究所「47都道府県 よみがえる日本の城」発売

元太郎の城イラストから、1県1~2城を選んで見開き掲載。
コンビニ用お買い得本。

2017年12月 河出書房新社「光の杖」発売 

文・キャラクターデザイン 香川しおり。
背景イラスト 香川元太郎。
ブラックライトで現れるイラストはさちたろうが担当しました。
しおりが中心となって作った家族合作絵本です。

2018年

2018年 学研プラス
「ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城」発売

ほぼ全部のページが折り込みという画期的な製本で、イラストがノドにかからず見れる城の復元イラスト集として、話題になりました。

2018年8月 PHP研究所「忍者の迷路」発売

元太郎が描きなれた戦国時代の情景と、架空の忍者や忍術を組み合わせた迷路絵本。

2018年12月 河出書房新社「光の杖-ドラゴンと炎の石」発売

文・キャラクターデザイン香川しおり。
背景イラスト香川元太郎。
ブラックライトイラスト さちたろうで送る、ブラックライト絵本第2弾。
前作の経験を生かして、ブラックライトの使い方も上手くなりました。
さちたろうが初めてInDesignを使って入稿!

オールカラー徹底図解「日本の城」発売

『歴群「図解」マスター城』をA5サイズで再版。
文字・イラストともに、大きくなり、口絵イラストも差し替えて、読みやすくなりました。

2019年

2019年8月 PHP研究所「スポーツの迷路」発売

数々の競技を調べ、それを同じ場面に押し込めるのに苦労しました。
そして、とにかくたくさんの人を描きました。
彩色担当の志織からも「塗っても塗っても終わらない」と嘆きの声が。