9月20日・城の下絵を描く方法


曇り空です。
昼過ぎから雨が降り出しました。


朝の散歩はさちたろうとこはる。
いつものコースです。
川の脇の遊歩道を歩いていると、上の道を歩くレオ君に会いました。
レオ君、挨拶したそうだけど、残念。。。また今度ね。


レオ君と別れ、ちょっとテンションが上がったこはるが、ガンガン引っ張る。


家の近くで、元太郎とファービーに会い喜んでるところ。


ファービーとこはるがじゃれあってる。。。最近たまーにみる光景。
2匹で遊んでくれれば思惑通りなんだが、興奮するとワンワンうるさい。
夕方の散歩は雨でパスしました。

しおりはずーっと休みなしだったから、頼まれる事務仕事だけこなし、久方ぶりのお休みです。
元太郎もしおりも今日は髪を切ってさっぱりしてきました。

ここからは元太郎の仕事の話。
元太郎にバトンタッチします。

今日の仕事は太田道灌の頃の江戸城ラフスケッチ。
いつも城を描く時は、平面図にメッシュ(碁盤目)を描くところから始めます。
一番よく使う平面図は、城郭研究家の方が描いた縄張り図ですが、今回の題材は戦国初期の江戸城。かなり想像の世界で、縄張り図もありません。
そこで、1万分の1地形図にメッシュを引いて、当時の地形を推定しながら描くことにしました。


次に、斜めに見下ろしたメッシュを描きます。
まず縦線を、遠くの方が間隔が狭くなるように引きます。
今回、手前はヨコに8マス入る想定ですが、奥のほうは10マスに近いくらいになっています。
続いて横線を描くのですが、これも遠くの方が間隔が狭くならないといけません。
この横線の幅を簡単に割り出すのが、対角線を描く方法!
今回はタテに9マス入れたいので、9マス分を斜めに切るように対角線を引きます。対角線と縦線との交点に横線を引けば、9マス×9マスの正方形を斜めに見下ろした図が描けるわけです。


平面図のメッシュの中の地形を、斜めに見下ろしたメッシュに描き写していきます。但し、メッシュの紙と下絵の紙は別にして、ライトテーブルでメッシュを透かしながら描きます。
江戸城は20メートルくらいの台地上の城なので、台地の上を描く時は、20メートル分、メッシュの紙を上方向にずらして地形を写します。


こうして基本となる地形が描けたら、あとは建物とか木とか。
地形をスキャナーでデジタル画像にして、photoshopで建物のラフスケッチを描きます。
もともと戦国の城の建物は複雑ではありませんし、デジタルのほうがレイヤーを使い分けながら描けるので、こういう作業には向いていると思います。
城を描く時は、ラフスケッチをが特に重要ですが、
いつもこんな手順で描いています。
元太郎が試行錯誤して行きついた方法です。