10月31日・いつもの地形起こし

今日は元太郎が担当します。
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朝から雲が多めの空。いつの間にか冬が近づいた感じがしますね。。。

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都会ではハロウィンで盛り上がっているところもあるようです。さちたろうの話では、このあたりでも仮装をした人をひとり見かけたそうな!(たったひとりかあ・・・)
元太郎が散歩で見たのは、いつもと変わらない人や景色です。

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元太郎は昨夜から「切山城」のラフに入りました。まずは、ピンクのペンで縄張り図に標高を入れていきます。すでに地図上でわかっている標高を手掛かりに、取材の写真などもチェックしながら細かい部分の高さを推定します。
続いて、見る方向と視点の中心線を決め、縄張り図にメッシュ(碁盤目)を引きます。
今回のメッシュは1マスが50メートル四方。

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今度はそのメッシュを斜めから見たパースに描きます。今回描くイラストでは、遠景を描く必要もなく、城の形がしっかり表現できれば良いので、遠近の差が少ないパースにしました。
遠近の差があるほうが作画に手間がかかるのですが、このような不定形の山城では、遠近の差をつけてもそれが伝わりにくいのです。
特に必要がないときは、このくらい(ちょっと奥がすぼまる程度)の遠近にします。
そのパースを下敷きにして、ラフスケッチの紙を上に乗せているところ。

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パースの線をライトテーブルで透かしながら、城の地形を起こしています。ラフスケッチの左端に書き込んだ目盛りは標高を表しています。
縄張り図に書き込んだ標高を見ながら、それぞれの場所によって目盛りを合わせるようにラフスケッチの紙を上下に移動させながら、地形を起こしました。

しかし夜にはこの仕事を中断して明日の準備に・・・。
明日は神保町の三省堂書店本店で、「親子でオーサー・ビジット」のワークショップ!
朝日新聞さんの企画ですが、しおりも随分手間をかけて準備をしていました。どんな迷路ができるか、楽しみです!