3月11日・日本画の歴史」講座最終回

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今日は朝からいいお天気です、昨日の冷たい風は少し弱まり、気温も少し暖かくなりました。さちたろうは娘のところに泊まって、午後のテニスのレッスンに間に合うように午前中のうちに帰宅しました。夕べ、寒い中無理して帰ってくるより、暖かい昼間に帰ってきたのは正解だった (^_^)

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元太郎は、葛飾区シニア活動支援センターで、シルバーカレッジ「日本画の歴史」4回目の講座です。我が家からは距離がありますが、駅からは歩いて2、3分の場所なので、いつもパソコンと参考資料用の絵を鞄に目一杯詰め込んで行っています。

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今日のテーマは明治以降の日本画でした。明治時代は絵の価値観も大きく揺れ動いた時代です。日本画の変化を説明するには、洋画との関係も外せないテーマですし、なかなかお伝えするのが難しいこともあって、元太郎も特に語りに熱が入ってしまったそうです。

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大正、昭和の日本画の解説では、特に戦後の日本画の変化がポイントだそうです。厚塗りで、一見すると油絵と見分けがつかないような日本画が出てきた背景などをご説明したそうな。今日は元太郎の資料作品も、現代の日本画技法を用いたものが中心。さちたろうの作品もひとつ参考資料に使われている・・・右の青い絵です。

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これも今日の資料の1つです。戦後の時代に厚塗りの日本画が流行した背景には、人工の岩絵の具が本格的に登場したことと、粒の粗い岩絵の具が出回るようになったことがあります。写真は、両方とも同じ孔雀石を砕いた絵具。でも、右の粗い粉と左の細かい粉では、色も風合いも違います。戦前までは、右のような粗い絵具はほとんどなかったと思いますが、こんな絵具も使うようになって、日本画の表現の幅が大きく広がったのでしょう。戦後生まれの元太郎やさちたろうは、日本画を始めた時から当たり前のように粗い絵具を使っていましたが。。。

元太郎、午後は地域の公民館の日本画サークルの講師だったので、葛飾から帰ってきて、家に寄らず歩いて直接そちらに向かいました。次回、綿や麻の布を張るやり方をさちたろうが講師でやることになっていて、皆さんも布やパネルなど準備をしてくださっているそうです。うちも、裏打ち用の細川紙をネットで購入しました。次回、上手くいくといいんですが・・・