迷路絵本 制作過程ご紹介

(1) 最初に、編集さんとテーマを決めます。今回は『乗り物』で行くことに!!
テーマが決まったところで、おおまかなストーリーと、どんな場面を描くかを考えます。

取材をし、資料を集め、いろいろな物を見てイメージをを膨らませます。

(2) 構想が固まってきたら、まず文章を書き始めます。クイズの文章などは、実際に絵を描いてみるとうまくいかず、違う設問に変えてしまうことも多いのですが、最後まで一通り文章を書いてみてから絵に入ります。

 

(3) 絵のラフスケッチに入ります。まず、ストーリー全体を通して登場する大事なアイテムやキャラクターなどを考えます。

(4) (3)で作ったキャラクターやアイテムの色を決めます。ここでも試行錯誤です。

(5) いよいよ絵本の主体となる見開きイラストのラフを描きます。

シャープペンシルで描いたり消したりして、形が決まったところでペンで線を決めていきますが、何度もコピーし、切り貼りして描き直しながら、納得いくまで練り上げす。

(6) 迷路絵本では、テーマによって専門家の方にチェックをいただくことがあります。今回は、乗り物全般に詳しく、児童書も多く手がけていらっしゃる小賀野先生に監修をお願いしました。

ラフが全部できた所で、文章案と合わせて先生にお渡ししました。この後、本画が仕上がった段階でももう一度チェックしていただきます。

 

(7) 監修の先生がチェックを入れてくださったものが返ってきました。修正していよいよ本画に入ります。

(8) ラフを本画のサイズに拡大コピーして、本画の用紙の裏に貼り、ライトテーブルでラフの線を透かして、シャープペンで線描きをします。

(9) 線描きが完成したら、シャープペンの線が擦れない様にアクリルのメディウムで線を止めます。(線描きまでは元太郎がやるしかないのですが、ここからの作業はアシスタントのM君が手伝ってくれるので、分業でやってます)

(10)この絵は『空の乗り物』の場面。背景となる空の色をエアブラシで吹きます。空以外のところは青い色が付かない様にマスキングしてあります。

(11) エアブラシで雲の白い色も吹き、マスキングを剥がします。

(12) 資料を参考にしながら、色を塗っていきます。

(13) ここまではM君との分業ですが、仕上げは元太郎。

(14) 全体の色のバランスを整え、影を入れ、線を描き起こして完成です。

(15) 完成したイラストをスキャンして、データを編集さんに送り、編集さんや監修の先生のチェックを受けて、修正し、問題なければ受け渡しです。編集のYちゃんがこの段階で、迷路を辿り、かくし絵を探し、クイズもやってみてます。

(16) Yちゃんが試してみて、気になったところ、塗り忘れや、道が分かりにくいところなどをその場で急いで修正しています。

(17) イラストを進行するのと同時に、表紙のデザイン、帯の色などを決めます。(大抵そのような進行になるので、表紙にも使うページのイラストは一番初めに描き上げるようにしています)

(18) いつも、 かなりタイトなスケジュールなので、イラストが出来上がる度に担当の編集さんが受け取りにいらっしゃいます。

その時に、カンプ(試し刷り)のチェックなど、進行に合わせて打ち合わせもします。

迷路絵本シリーズでは、監修の先生とは別に、校正者や子供のモニターさんなどにもチェックをお願いしています。文章でも絵でも、作者や制作スタッフだけでは気がつかない指摘がいろいろ入り、それについての判断も相談して決めます。

(19) 12枚目、見開き最後のイラスト完成です。このページは空想の乗り物を描く場面です。監修の先生のチェックが必要ないということで一番後回しにしていました。何とかギリギリ、スケジュール通り出来上がりました。編集のYちゃんは、この後、直行で印刷屋さんへ向かわれました。

(20) メインの見開きイラストは終わりましたが、次は、見返し用のイラストです。見返しはシリーズの最初は無地でした。3作目の『自然遺産の迷路』から1色のイラストで描いていましたが、前作『物語の迷路』からカラーにしてみました。いろいろ試行錯誤しています。

(21) 色校が来ました。まだ、しっかりした製本ではないものの、こんな感じになるんだなあというのは分かります。

帯のピンク色は普通の印刷には使わない、特別のインクなんだそうです。この色校の段階でも、まだちょっとずつ修正が入り、ギリギリまで内容を吟味しています。

(22) 絵本完成!!準備からここまでほぼ9ヶ月!!肩こリ、頭痛と戦いながらよくがんばりました!!

当サイトはリンクフリーですが相互リンクはお断りしております。

Copyright (c) Gentaro Kagawa All Righrs Reserved.

このサイトのすべての画像・文章の無断転載・複製・改竄を禁じます。

小学館

 

 管理人 さちたろう

香川元太郎Twitter